昨日までの暑さが収束して行きそうな霧雨の朝です。
ホッと一息つける週末になるのでしょうか。
昨日は911。
アメリカでは今日でしょうか。
英書読書会のアイスブレイキングタイムでもこのトピックがテーマになったことがありました。
あの時、どうしていたか。何を感じ、その後の人生にどう影響を与えたか。
311もそうですけど、個人的にはこうしたカタストロフィは大きな目覚め、覚醒のきっかけになるものだと思います。
(勿論自分が当事者になればそんなこと言ってられないのでしょうけど。)
あれは、2001 年でしたよね。
当時の私はメーカーの営業部長秘書をしていて、日本橋に通っていました。
朝の身支度の時間は手を止めないで済むようにラジオニュースを聞くのが日課でしたが、あの日の朝のラジオの緊迫感と言うか、いつもと全く雰囲気の違う緊張感は今でも覚えています。
映像で何が起こったのかを理解したのは帰宅してからのことでしたが、職場は緊張感と、何をどうしたら良いのかと言った浮ついた雰囲気がごったになっていました。
その後の世界の大きな変遷とアメリカの動きも鮮明に覚えていますが、私には全く理解が出来ていませんでした。
なぜアフガニスタンが爆撃されるのか、いきなり出て来たイスラムテロリズムと、なぜイラクが敵国認定され戦争が始まったのか。
新聞やテレビニュースの言うことが全く理解できなかったんですよね。
あまりにおかしくて、世界がおかしな方向へ動き出していて、あまりに理不尽と言うか、筋が通らない説明がまかり通っていた。
わたしが政治、経済、金融音痴だったのも、大きな要因です。
世界で本当に起きていることが何なのか、なにがどうなって、こんなことになっているのか、その辺りが全く見えていなかった。
それから私は政治経済や金融という世界に少しずつ目を向けるようになりました。
世界の動きの本質を知りたくなったんですよね。
911は、そんな大きな意識のシフトになった事件でした。
あの時から世界の動きは大きく舵を切り、今ここに来てはパンデミックに至っています。
20年という大きな時間は私の人生の時間で言ったら一番若く、頭の回転も良い働き盛りの時間だったし、一つの大切で楽しかった時代としてくくることが出来る時間のはずなのに、今振り返ると全て掌から崩れ落ちて行くような、幻想の中にいたような気分になります。
まるで夢をずっと見せられていたかのように。
悪い夢ですよね。
まぁ、この20年間に限らず人間はずっと悪い夢を見せられて来たのかも知れません。
幻想、グラマー、マーヤの霧の中をぼんやりと生きて来たのかも知れません。
しかし昨今、その帳が薄らいできている気がするんですよね。
夜明け近しと言いましょうか、明け方の空気感の持つグラデーションのような時間になって来たような。
気が付かないで過ごしていたら、あっという間にそれぞれが別の意識次元を生きている時代に入って来たのでしょう。
眠ったままの人と、明け方の空気に気づいている人と。
マーヤ、幻想の中に閉じ込めておきたい側の力が弱まっているのかも。
だから、自力で気づこう、目を開けようとする力があれば、光は少しずつ力を増して行く。
家族や社会集団、民族、国家、それらの枠組みの集合意識に閉じ込められることなく、個の意識が明瞭になればなるほど個々人の次元で生きて行く時代に入って行くのでしょう。
所詮自分の現実とは自分の意識が産み出しているものだと気づいている人が増えている。
だったらその現実をいかに良くするか、美しく豊かなものにして行くか。
自分の人生に責任を持つことの意味も変わって行きますね。
先日、地球が5次元にシフトしたと告げている記事を見かけました。
いままでも ”そうなるなる” と言われていましたけど、ついに完全にシフトしたと言う書き方で。
勿論そんなの眉唾だと思うことだって出来ますけど、私がそれを見た最初の感想は、あぁいよいよ来たかというものでした。
それは昨今の自分自身が在る意識の領域としての実感に近しかったんですよね。
だから、実感としてそうだろうと思えてしまった。
平たく言えば、あぁ分かるかも・・・って思っちゃったってことです。
これが5次元地球での意識の在り方、生き方ですなんてことは私にはおこがましくて言えたものではありませんし、本当にそうなのかなんて客観的な判断やジャッジが出来るものでもありません。
ただ、何となく、自分の昨今の在り方があまりに豊かで幸せだなぁと感じていて、その歓びをまた自分が何か生み出すことで世間に還元して行くことが嬉しいんですよね。
この20年間は言ってみれば搾取の時代だったんだと思います。
今の日本政府はまだまだその意識状態にありますから、いかに国民から吸い取るか、騙し取るか、まるで詐欺師同然のことしか考えないし、考えられない。
世界全体も、ずっとそうでした。
日本の国民から吸い上げたお金というエネルギーを脅し盗って行くアメリカ政府の姿はギャングそのものですし、世界中がその構造で搾取されている。
そんな形で集めたお金がたくさんあったって、それは豊かでも何でもない。
私が昨今感じている豊かさとは、そんな詐欺や暴力でかき集めたものではなくて、自分がいただいたものを自分の内で育み、新たな価値を与えたり増幅させたり、より良いカタチにして世の中へ還元して行く時に生まれるものです。
こう書くとやはりこれって女性性が産み出すものですね。
暴力と搾取の時代から、自らが産み出す豊かさの時代へ。
地球の5次元シフトの情報と私が感じている変化とのリンクをここに感じています。
そしてもう一点、あらたな次元の意識領域として感じられることが、嫉妬や妬み、僻み、競争、そう言った意識からの脱却です。
そのためには自分の内にある欠乏を自らで認め、満たす必要がありますね。
そうしないといくら良いことをしていても、正しく美しく見える活動をしていても、エネルギーのベクトルが自らの承認欲求を満たす方向へ向いてしまいます。
ここを抜けるのは苦しい作業です。
でも出来ないことはない。
自らの内を真っすぐに見つめる勇気が必要ですね。
そしてもう一つオススメなのが、その領域を脱している人を友人やお仕事の関係者としてお手本にすることです。
そういう方を見つけたらその方の言動をよく観察して謙虚に学び、お手本にして行くのが良いと思います。
人生を、本当の意味での嬉しい楽しい幸せで満たして行く。
美味しいパンケーキを食べて幸せー♡ なんて言ってる次元の話ではなくて、自己の生き方、在り方そのものが満たされており、豊かで、それを世に還元している姿なんじゃないかと思う次第。
あ、でも5次元意識で食べるパンケーキもきっと美味しいんでしょうね。
ではでは、この辺で。
橙香