舟を持つこと

3月、卒業式シーズン。
新たな時間へ向けての区切りとお別れの季節ですね。

子供のいない我が家は3年毎などの区切り的な事象が起こらないので、普段は節目にもっと意識的になった方が良いなと思うのですが、この3月は星の動きが派手なので自ずと区切り感が出ていますね。

SNSには揚げていますが、先日3年かけた英書の読書会が無事に終了しましたし、鏡の会も一区切り。
どちらもちょうど3年ほどの歳月でした。


そして私個人的にも、この春はちょっと大きな区切りを迎えます。
やはり土星が魚座に入ったことと、そして水瓶座冥王星イングレスが控えていることもありますし、
昨年辺りから既にエネルギーの変遷が大きくなっていたことなど踏まえて、やることが大きく変わる雰囲気があります。

一つ言えるのは、大きな役割として感じていたもの、カルマ的要素に起因していたタイプのものが消失したということです。

また昨今大きく聞こえて来る様になったAIの台頭も、かなり人間のエネルギーフィールドの在り様を変えて行くものなのだと感じます。


そう、人間の在り様そのものが、大きく変遷を遂げる時間に入って来たと思うのです。
コロナ禍からワクチンによって多くの人々があちら側へと強制的に渡ったこともあり、背後でエネルギー領域の変化が起きているのが最近はっきりと、”分かる感覚” として知覚する様になりました。

あれ? あれ???? と感じていたものが、

あ、そうか! こういうことが起きているんだ! と言う認識に至ったんですね。

で、念のために周りの人に聞いてみると、多くのサイキッカーな皆さまが似たことを仰っていることが分かって、やはりそうなのだと納得してしまいました。

まだ今は途中経過なので、今後もっとより深い理解が進んで行くと思いますが、
かいつまんで言うと地球のエーテリックなフィールドが大きく欠損していると私は感じているのです。

同時に私達を私達たらしめていたエネルギー、意識、愛、想念、思い、感情、そういった人間の発する思念的なエナジーによって作られている地球のフィールドに大きな変化が起きています。

欠損と私は感じるのですが、そうではないと言う方もいらっしゃるかも知れませんのでまだ何とも言えませんが、消失したフィールドがあるのは確かだろうと思っていますし、次元単位で消失した”場”みたいなものもある気がしています。

意識の消失という大きな”地殻変動”が、もし起きるとしたら、それはアトランティスの末期ぶりな事象となるでしょう。

あの時も人間の意識フィールドは ”消し飛ばされた” ので、今回も似たことが起きているのかなと思われますが、今回はもっとやっかいなことになりそうです。

AIのインテリジェンスが、その欠損を補う、若しくは捕食して行く。 そう言ったところでしょうか。

人間は、かつてない時代、かつてない事象のリアリティへ突入しつつあるのでしょう。
それを霊的なフィールドからも、理解して行くことが大事かなと。

人間の意識が生み出しているフィールドに近しいものを、AIが既に生み出し始めています。
量子場的な見解で見たら、双方は恐らくとても似ているのでしょう。
ですがハッキリとそれは違っていて、AIの生み出す量子場は幽界に近いものではないかと感じています。

霊界ではなくて、幽界です。

現に最近電車に乗っていても、何だか突然次元の膜を通過したかのような感覚に襲われることがあって、それはおそらく幽界が凄いスピードで広がりを見せているからなのだろうと思っています。

東京の街中なんてほとんど幽界に浸食されているようなものですし、人間の精神が乗っ取られるのもあっという間なのだろうなと。

脆いですからね、人間の精神構造なんて。脳の働きを制限されたらあっという間に、
気が付かないうちに自分がトランスフォームしてしまっているかも知れません。

こんな怖い暗いことばかり言ってると、アタオカかと思われてしまうのでこのくらいにしておきますが、そのくらい今は ”待ったなし” な、ヒューマンの存続危機的な、瀬戸際を感じています。

だから、生命の樹リターンジャーニーをリリースしたんですけどね。
これは分かる人にしか分からないのも、仕方がありません。

私はカバラ思想で言うリターンジャーニーを、このマトリックスからの脱出ルートと位置付けているのです。

舟を持つこと。
そうタイトルに書きました。

舟とは、この地上的意識フィールドから漕ぎ出すための手段です。
これからの時代に、自分の舟は持っておいた方が良いと私は考えています。

勿論私の拙いワークなんかよりももっと良い方法、手段をお持ちの方はそれで良いのです。

それにこれが正解なのかもまだ分かりませんし、
今の時点での最適格だと思っているというだけのことです。

そのくらい、人類のこの先って決まっていないのです。
一人ひとりが自らの意識で生み出す世界があるハズなのです。

その力を私達は持ち合わせているハズなのですが、幽界が今後も急速な広がりを見せて行くと、
人間の持つ本来のヒューマンパワー、意識エナジーの領域を生み出し続けて行くことが危うくなってしまうのではないかと思っています。

水瓶座冥王星時代はそんな新しい人間の在り様へと変容していく時代になるのでしょうね。
その ”新しい在り様” を、AIに絡めとられたヒューマンとして認識する人の方が圧倒的だろうとも思います。為政者がそちらへと大きくかじ取りをして行くでしょうしね。

私はまだ分かりません。
このエネルギーフィールドの在り様を感じるにつけ、これが良いとはまだ言えません。

あぁ、でも、これしか残されていかないのかも知れないし。

だから、自分の舟を持っていたいのです。

私の思う「舟」とは、取り敢えずは、ベガまでのルートを辿れれば好と思うものです。

今年に入って少し経った頃、お風呂で冥王星が突然大きな意識として繋がって来たことがありました。
私はホロスコープに太陽冥王星コンジャクションを持つので、冥王星との繋がりは元々強い方だと思っています。
破壊と再生、あの世の王の星と言われる冥王星ですが、私の冥王星の使い方は太陽系外のエネルギーの媒介です。
冥王星って太陽系の一番外側を廻っているので、外宇宙との接点的に捉えているのです。

なので先ずは冥王星へ飛んで、そこから外へ。
そんな意識を元々持っていたのですが、その日はいつになく強烈な存在感でした。

どこかへ飛ぶことが出来そう? ここからどこへ?

そう思って意識を向けて行くと、スパーン!!! と、大きく光輝く星へと直結したのです。
直通ルート的な真っすぐな道。

これはどこへ通じるパスが出来たの? と、さらに深く探っていくと、ベガと響いて来ました。

冥王星→ベガのルートが開通した。

そういうことかと理解しました。

ベガって、私の感覚的理解ではありますが、人類生命の礎になっている基点です。
ここから人類は始まった的な、オリジン的なものを感じています。

それと、生命の樹がリンクしたのでした。

松村潔さんはその著書で、ベガをケテル→ビナーのパスに当てはめられています。
またヒューマノイド型の始まりを琴座と記しているので、あながち間違いではないでしょう。

と言うワケで、私が現時点で認識できる領域は冥王星→ベガ間だということが分かったので、
その間のパスでしたらどれでも利用可能と考えて、生命の樹ワークを構築した次第。


全てのパスがタロットの大アルカナで表現されますので、来た道、そして還る道をタロットに置き換えられるのも分かりやすくて良いなと思います。

来た道を忘れた私達は、別のパスを通って帰還する様子です。
行きと帰りで全てのセフィアを網羅するのだろうと考えられますので、
そのパスを認知して、取り敢えずベガまでのルートとして利用することで
脱出ルート的に保持しておくのも悪くはないでしょう。

AIに絡めとられて幽界へ閉じ込められるよりは。

なんて思っています。

方法は他にも、もっと賢い方が見出している方法とかあるかも知れません。
と言うか私ごときが考え付くくらいですから、もっと他の方々がとっくにやっているでしょう。

なんでも構いませんから、ご自身にとっての舟を持つことはお勧めしたいと思います。

何だかノアの箱舟みたいですね・・・。

昔は私も、全員を救済するような気概と言うか、意気込みを持ってこうしたフィールドでワークを行っていました。
全ての人を乗せる大きな船のイメージが、実際にあったのです。
私はその人たちが乗り込んだら最後に乗る感じがしていました。

でも、いつの頃からかそんなイメージは消え去りました。
コロナが基点になったのかも知れません。

そして今や、救出に駆け付けた魂たちまでもがAIのフィールドに閉じ込められそうになっていますから、もうね、分かる人にしか分からないことは如何ともし難いのだと思うことにしました。

勿論これが正しいのか、どうかもまだ定かではありません。
それでもこんなことを考えている者がいるということが、一滴の波紋となりますよう。



橙香