古都にて ~意識の根底に流るるもの~ その2

京都2日目の朝。

体調も優れず鬱々とした気分で目が覚めると、この日の始まりもインパクト強め。
どっぷりと深い孤独の沼にはまり込んでいた私を、ドライヤーのトラブルが襲いました。

前夜からドライヤーの接触が悪い気がするなぁと思いながら使っていたら、何とコードの一部が千切れかかっていて、赤い火花がチラっと見える状態だったのです!

ゾッとしました。

あまりにキツく、綺麗にグルグル巻きになっていたので千切れたのでしょう。
しかし火花でも飛んだら大変です。
その場ですぐに管理会社に電話をして、替わりを持って来てもらうよう伝えます。
風邪ひいているのに濡れた髪のまましばらく放置されることになった私は半分泣きべそ。

それでも、動揺している場合じゃありませんでした。
セミナー二日目は、朝からアチューンメントの手順を全て覚えてテキストを見ずに先生の前で実習しなければならないのです。
つまりはテストが、待っていたのですね。
濡れた髪のまま、集中しようと気持ちを切り替えてテキストに向かいます。

 
カルナレイキのアチューンメント手順は、ウスイよりも段階が増えて色々やることがあるのです。
こういう時の私の集中力と言うか、土壇場の開き直りっぷりと言うかはなかなかだと自分でも思うのですが、一通りの手順を復習した後、エアコンの暖房の下で髪を乾かしているとようやくドライヤーが到着。

 
しかしまた、やっと髪を乾かせて宿を出られる状態になって出かけると、楽しみにしていたブーランジェリーが何と8月で閉店していました。
数年前、友人と一緒に見つけた素敵なパン屋さんだったのに残念過ぎます。

何度も心が折れかかる京都の洗礼? カルナの洗礼?(笑)

 
雨も降る中、熱っぽい身体で、モーニングをやっている喫茶店を見つけると、
ようやく温かなカフェオレと店員さんのキビキビとした清々しい接客に心が落ち着きました。

ようやく出発です。鴨川沿いの散策路を歩いて北上しました。
雨も止んで、清々しい水に気持ちも洗われて行きます。
今年は水害が多いせいか、水量も多めな気がしました。

この方は、蒼鷺かしら? などと思いつつ。

 
そうこうして、ようやく2日目がスタート(笑)

 
アチューンメント実技テストは、もうビックリするくらい緊張しました。
足も手も震えていたと思います。

 
それでもカルナのシンボルを繰り出す毎に、次第に自分もそのエナジーに落ち着きを取り戻して行くのも感じられて、一世一代くらいのド緊張の中、エナジーに後押しされながら実技テストを終えました。

 
一挙手一投足、そしてエナジーのフローまでしっかり見届けられる先生の前での実技は、まるで車の免許を取った時の実技試験みたいな気分。恐ろしいほどの滝汗をかきました(笑)

しかし、ここまで細密に見えないフローまでしっかりとチェックしていただくことってそうそうありません。
私達のようなお仕事は余計に、エナジーの質を見極めていただくこともなければ、クライアント以外の方に見てもらうこともありませんから、最大限に緊張はしましたがこれは大変貴重な機会でした。

その証拠に終わった後の私の安堵っぷりったらありませんでした。
手順の覚え違いや抜けた箇所はこれから覚えれば良いだけのことで、それ以上に私のアチューンメント時のエナジーとその姿勢、在り方を先生が全肯定して下さったことが大きくて、
先生の評を伺いながらもう泣けて泣けて・・・

緊張が解けて安堵したのもあってか、昨日に続いてまたもボロボロと涙が止まらなくなってしまいました。

何より嬉しかったのは、私であって私じゃない、もっと高次元の存在が私の手を使っているという評、エナジーのクリアさ、そして、個性はあっていいんだと言っていただけたこと。

そして、誰もが道の途上にいて、違う道を歩む人も大勢いて、それぞれに違うやり方で道を歩んでいるに過ぎなくて。

私達のような道を選んだ者は何度も何度も、もう辞めた方がいんじゃないかと言う葛藤が訪れるけれど、そこはこの道を選ばない他の人よりちょっと大変だろうけれど、魂がこの道を選んだ限りはやるしかなくて、それは何度でもやってくるし誰にでもやってくること。

個性を消してしまわなくてもいい。あなたの個性にお客さんは何かを感じて来てくれているのだから、成人君主にならなくてもいい。
遠い人になってしまうより、寄り添ってあげらればいいと。

こうしたことはどこででも聞く言葉であったりするのですが、
これをカルナの慈愛のエナジーそのもののような先生から聞けたことで、
あぁ、私はこの先生からこの言葉を聞きたくて、今回ここまで、わざわざ京都まで来たんだと思うくらいの安堵と癒し、絶対的な肯定感、信頼感を受け取ることが出来たのでした。

ずっとずっと、泣いていました。

私は一体、今までどれだけ孤独で心細かったのだろうと。

カルナレイキは、本当に観音様の慈愛による救済のエナジーだなと思います。
私の魂が救われた気がしました。

安堵した後の穴戸天丼ランチの美味しかったこと!
目の前で揚げてくれるんですよー^^

ご一緒した方に、あぁ良かった、ようやく笑顔になりましたねって言われてしまいました(笑)

午後もまだまだ講義、レクチャーはたっぷり続きました。
日本のカルナレイキ本部を任せられていらっしゃる先生ですから、私もここぞとばかりに不明瞭な点がないように全てを正確に受け取りたくて、フラフラになりながらもこなした時間でした。

この日の午後に、ランチから戻ると先生が届いたばかりのシャスタのワンドやセレナイトのワンドをたくさん並べ始めていらっしゃって、私はその中から一つ、セレナイトのシュッとした美しいワンドを自分とセッションルーム用にお迎えすることにしました。

たくさん並んだワンドの中で目が留まり、目が離せなくなったワンドです。
ここからお迎え出来ること、この日にお迎え出来ることが、私にとっては大切でした。

もうアメブロでもご紹介しましたね、コチラです。

 
そんなこんなで私はやっとの思いでカルナマスターを修了しましたので、これからカルナレイキのプラクティショナー伝授、そしてティーチャー伝授までが可能になります。

プラクティショナー、ティーチャー共に講座としてのコース開催は登録が済み次第開催可能になりますが、それとは別にシンプルにカルナレイキによるヒーリングセッションも設けたいと思っています。

 
伝授を受けるという道以外にも先ず、カルナのエナジーによるヒーリング、そのエナジーを実感体感していただけたり、必要な癒しが届けられたらいいなと思っていますので、その辺りはまた用意が出来たらお知らせしますね。

京都エクスペリエンスは、まだまだ続きます。

菫香