愛の幻想と明晰性

五月の爽やかさが次第に梅雨めいて来ていますね。
西の方は既に梅雨入りしたと聞きますので、関東も直ぐなのでしょう。

もう少し爽やかな初夏を楽しみたかったなーーーーーーー・・・

さて、アメブロやインスタなどライトな投稿が増えているので
なかなかこちらの長文までたどり着けなくなっていますが今日は気合を入れて(笑)

お蔭様でショップもこの5月で6周年を迎えることが出来ました。

Celestial Cave *Online Crystal Shop by Sanctuary *

ちゃんと稼働している、開店休業じゃない6周年です(笑)
あら、まだ6周年? という心境ですが、ここまで育ってくれて本当に嬉しい。
ひとえに皆様のお蔭です。

アニバーサリー企画でPANTALAさんとのコラボ商品をアップしていますので
こちらも是非ご覧になって下さいね。

6th Anniversary コラボ企画 ルームディフューザー w.PANTALA 【 ジャスミン&ロイヤルローズ 】  – Celestial Cave *Online Crystal Shop by Sanctuary *

6th Anniversary コラボ企画 ルームディフューザー w.PANTALA 【 ホワイトムスク&ホワイトローズ 】  – Celestial Cave *Online Crystal Shop by Sanctuary *

石を通じての出会いは、本当に嬉しくあたたかい。


言葉じゃないフィーリングで、あぁこの人石好きなんだなって分かってしまう。
海外のショーへ買い付けに行った時も、初めての場所でどのブースで買い付けしたらいいのか分からなくても、
そのブースの主人が石を愛する人かどうか? が、ポイントになりました。

石について尋ねて喋っていると伝わって来るフィーリング。
それはとても真っ直ぐな、純粋なもので、言葉が違っても人種国籍が違っても、
根底に流れるエネルギーとして分かる、伝わるものでした。

それを私達は愛と呼ぶのでしょう。

私は石を仕事にしているので石を介した愛のエネルギーが分かり易いけれど、
本当はそれだけじゃなくて、人と人との関係性、やり取り、全てに介在するエネルギー。

だと思っています。

あんまり書くことではないのかも知れませんが、時には石を商売にしていることを非難されたりもします。
値を吊り上げているとか、石にリーディングなど個人の思惑を乗せるのなんて要らないとか。

そりゃぁ、まぁ、凹みますよね(笑)

それでもね、
こうして石をお仕事にしていることを、支え続けて下さる方の方が圧倒的に多くて、
それに私は助けられ、癒され、救われています。

それに、どんなお商売だって、お仕事だって、
その関係性に愛がなかったら続かないんじゃないかなぁと思うのです。


私達は誰だって、自分が愛されていることを実感したいし、
愛されたいし、愛したい。

ただそれがどういうことなのか、分からない人も時折いるらしい。

愛の実践がこの地上のテーマだし、愛を学ぶ場所でもあるこの地球において、
人間の感知する愛のレベルと言うのか、次元? はまだまだ低くて。

こうしている間にもまたイスラエルはガザを爆撃しているし、地上戦にまで入って来てしまった。
ミャンマーの混乱も続いていて、どちらも市民が犠牲になっている。

そんな遠くへ思いを馳せられなくても、国内も今は大混乱で。
途方もない額のお金がどこかへ消えていて、本当に援助が必要なところは見捨てられている。

そして目の前の関係性においても、相手を思いやること、相手の立場を考えることが希薄になっている。

これらのすべてを通じて、私たちは地上で愛を学び、実践する必要があるのでしょう。

愛の幼さ、次元の低さの多くは、自己の内なる意識の未熟さに寄ります。
本来ならば社会を通じて、人と人との関係性を通じて育てられる部分でも、
自己の内が未熟なまま社会へ出てしまっていると、なかなかそうもいかなくなる。

そうして自己の未熟さ、インナーチャイルドの欠損を無意識のうちに他者へ投影することになります。
自らの未熟さを認めたくなくて、わかったフリをして自分は出来ていると思い込んでしまう。
そして回りの方が幼いのだ、未熟なのだ、分かっていないのだと言う態度を取り始める。

愛を拗らせ、自らの愛の幻想に生きるということですね。

神智学的にグラマーと呼ぶ、アストラル意識の幻想です。

ちなみにメンタル界の幻想はマーヤ。

グラマーの霧散は大きな人間のテーマなのだけれど、これはもう私達一人一人が自分をしっかり受け入れて愛することでしか成しえないのだろうなと、昨今思う様になりました。

知識とか学識では、グラマーは消えない。

愛することとは本当にどういうことなのか、愛とは何なのかを自らの中で健全に理解すること。
それには本当に、自らをまるっと愛する、自らへ向けた無条件の愛が必要で。

人間の場合それが幼過ぎて甘やかされた自己愛になってしまうケースもあるけれど・・・。

(その場合にはやはり知性が必要)

真に愛するという行為には、自己に向けた信頼と覚悟が必要で、

そこが魂の自立とセットになっていると感じます。

幼いのが悪いわけじゃないんですけど、健全に育てないとねって話です。

この中で一番難しいのが覚悟でしょうね。
腹をくくる。


自分をまるっと自分で受け入れるのも、覚悟が必要。

だって怖いから。見たくないから。
気づかかないフリをして周りのせいにしている方が楽だから。


でもそうしているうちにも、貴方の内なる自己、内なる子供は泣いているし、
傷ついたまま恨めしそうに貴方を見据えているし、
そんな自己の意識を放置していると、気づいてほしくて、注意を向けて欲しくて、関心を惹きたくて、
あらゆるトラブルを引き起こします。

人間関係や恋愛関係におけるトラブルだったり、事故やアクシデントだったり。

で、それらが積もり積もって先祖代々引き継がれたものが家系のカルマとなって行く。

纏うエネルギーが醸し出す雰囲気は、自分では気がつかなくても他者は察知してしまう。

すべては愛の未熟さとその欠損を覆い隠そうとする幻想によるもの。


だとしたら、私達が向き合うのはやはり自分しかない。

人間の内側への向き合い方はそっくりそのまま外界の現象、事象となって顕現するので、
愛することを放棄してしまえば、精神が荒廃すれば、世界は愛を失い荒廃します。

いつも、何度も言っていますが、
ライトワーカー、スターシード達が、そしてスピ系の人達が地球を救いたいと言うのなら、
それはそっくりそのまま貴方自身をあなたが救わなければ始まらないということです。

外に向けたパフォーマンス的なものは要らない。

ただただ自分を理解し、見つけ直す作業を地味に続けていくのですね(笑)

自分の内に潜んでいる思い、気づかないフリをしていた気持ちを見据えると、けっこう絶望します(笑)
この先自分どうやって生きて行ったらいいの? と思うくらいな破壊力がありますが、

人間ってとても柔軟で、それでも生きることは出来て、

原始的な欲求のオルタナティブな代替え案を見出すことをします。

そこは自分を信頼してあげましょう。

精神が健全であれば、ちゃんとセーフティネットも自分で創り出すのですね。


そうやってまた一歩、また一歩、愛を深め、成長させて行く。


まぁ、これは私が理解しているやり方というか道程ですので、また別のルートもあるでしょう。

人間の柔軟さは上手に使えばとても良い解決策を見出しますが、
ヘタな使い方の場合、自己の成長を阻みます。

どちらもあるのがまた面白いところで、使いこなす知性も必要になって来る。

あなたはどのルートを選びますか?
そしてどんな道を創りますか?

人生のクリエイションには自己愛は不可欠です。
そしてそれが周りへの思いやり、気遣いとなって顕れます。

周りに信頼されたかったら自らを信頼しましょう。
愛されたかったら自らを愛しましょう。

自分の周りに人が集まって来て欲しかったら、先ずは自分を愛さないと、愛される存在にならないと。

会社員を辞めてセラピストになろうと思っていた時に、
背中を見せてくれた先輩から先ず私が学んだことはこれでした。

私はそこから自分の道を選んだということでしょうね。

誰にでも分岐点はやって来ます。
その時に何を選ぶか、愛からの選択が健全に出来るか。
幻想の愛ではない、愛の明晰性を知ることが出来るか。

道は続きますね。

Which would you choose?

Clarity of Love or illusion of Love.

ではでは、また。

橙香