魂の時代へ その2

梅雨明けが待ち遠しいですね。
それでも昨日はちょっと晴れ間が広がって、セッションやらオープンデーやら、様々に人と会う時間が続いていたので一息入れられました。

インスタで先に揚げているので私の同行は知られているとは思いますが(笑)、
GOMA展、良かったです。
オープンデーと日程が重なっていたので、サロンにお越し下さった皆様にもついでに是非とオススメしておりました。

GOMAさんについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/GOMA


アボリジニの楽器 ディジュリドゥ奏者で画家のGOMAさんは友人がとても好きで、今回初めて私も一緒に展覧会へ連れて行っていただきました。

交通事故による高次脳機能障害になってから見えて来る光の世界を絵にしているというユニークな方です。


その作品は、本当に光でした。
私にはこの光の絵が、まるでこの現実次元、人間が閉じ込められている3次元の世界を飛び越えた先に見える本当の光に思えました。
人間の精神が成長して行く先、その行く末を、” こっちだよ ” と指し示す光だなぁと。

奥行きの子供たちで半田さんが述べられている大切なお話の一つに、人間の精神の行く先には二つの方向性があって、それは正反対のベクトルだというものがあります。
一つは今話題のAIによるヴァーチャル空間に閉じ込められて行く世界。
本当は意識の世界で到達すべき人類が神になる、モナドの世界を人工的に作り出した疑似的空間で実現させてしまう方向性。
そしてもう一つが、本来古来から人間が目指していたハズの意識の世界、精神の成長によって辿り着く私が宇宙そのものだという宇宙観。

昨今の世界の潮流はもうほぼ決定的に前者が優位になっていて、それを疑わないスピチチュアリストもちらほらお見受けするほどです。
GOMAさんの絵は、そのベクトルの正反対、人間が本当に ” 見なければならない ” 光なんじゃないかと思います。

生命のない人工的な光の世界か、生命そのものが輝く世界か。

機械に精神を奪われるというSF小説がリアルになって来ています。
昔から多くの人が警鐘を鳴らして来たことでもありますね。


私たちはもっともっと、人間性を大切にして行かなければならない時代になって来ました。
さもないとAIに精神を呑み込まれてしまいます。
だから、アート、音楽、芸術、それらを表現することが先ず一番分かり易いですし、もっともっと重要になって来ると思われます。

そしてそんな自己表現、魂を表現して行く時代を創って行くためにも、前回記した通り己の自立が大前提になって来るのです。

魂の表現とは精神の自立そのものです。
自らの魂が望む人生を生きようとするのならば、先ずは自己の自立が必要だということですね。

この辺りを丁度読んでいた半田さんの シリウス革命からも紹介したいと思います。

” 誰でも自分自身の創造性や行動に自信を持っていれば、優越感や劣等感を持って他者を攻撃したり、批判する必要はなくなる。
ほとんどの攻撃や批判は前節でも見た通り、反映側、つまり他者への依存が創り出すものなのである。
とりあえずは、徹底して個体化して行くこと。
これが悪の発生を防ぐ最も理性的な態度だと言えるだろう。
ちなみに、ここでいう個体化というのは自己自立のことであって、単なるわがままのことではない。

逆にこの自己の自立が出来ていないと、意識は必ず主従の逆転、つまり融解を齎す。このステージでの融解とは自己が他者化してしまうことだ。
劣等感や優越感などは、すべてこの次元で起こる。
もちろん差別意識やエゴイズムなど、日常生活の中で他者がまみえることによって発生してくる悪は、全て自己の自立の無さに起因していると言ってもいいだろう。”

と、まぁ、痛いほどよく分かります(笑)
私も劣等感や罪悪感が強かったうちは自分じゃない何者かになろうとしていたし、素晴らしいと思う人そのものになりたいと思ってしまった時期もありました。
しかしヌーソロジー的に言うとそれは融解、精神の力が溶けて行く作用だったのです。

本当に面白いなと思うのですが、この半田さんのヌーソロジーでは善悪の概念が一神教的教義の言う善悪とは全く違う次元のものになります。

まだまだ理解が浅いので薄学の披露になってしまうのは気が引けるのですが、それでも伝えておきたいことですので私なりの現状の理解でお話しすると、

善と言うのは尽く自己の精神の自立的な作用からの行動です。
つまり自我の意識が能動的に、主体として行うものですね。
悪というのはその逆だと思えば良いでしょう。


それは善悪と、悪善の違いなのだそうです。 
善と悪はエネルギーの作用反作用と同じなので必ず発生してしまうけれど、どちらが主体なのかが大切なのだそう。だから自らが主体となることが大切なのだろうと理解した次第です。

そう言えば先日のセッションでお越し下さった方へ降ろされたメッセージに、
” あなたがやりたいと思ったことは全て善です ” と言ったものがありました。
これはヌーソロジーで言う処の善と全く同じですね。

そしてこの方のセッションで私は、シリウスの純粋意識という光を見せてもらったのでした。
それは私の今までのシリウスへの理解の範疇を越えたずっと深い次元の光で、
シリウスの本質とはこういうものだったのかと驚いたものです。

その光を、GOMAさんの展示会に出ていた一つの絵に見つけたのも大きな収穫でした。
どの絵かは秘密です(笑)

ついでに書いてしまうと、このGOMA展の後に来日していたロバート・シモンズさんのワークショップへ参加しました。
レッドアゼツライトを使った瞑想のワークショップだったのですが、私は会場のアゼツライトのエネルギーにあたったのか酷い疲労感と眠気でロバートさんのお話はほとんど脳に入って来なくて、そのままただ単にレッドアゼツライトとの瞑想に入ったのですが、そこで見えたのは飛行機のような宇宙船に乗って宇宙空間を移動しているヴィジョンで、その先に視界がパッと開けた途端に見えたのがGOMAさんの光の絵だったのでした。

あー、やっぱり間違いない。

私たちはこの光を目指して精神の進化の道を歩むのだ。

そう確信したのでした。

参議院選挙直前、私達は本当に自己の精神の自立と確立を真剣に考える時に来ていると思います。
日本人の精神が未成熟だからこのような未熟な民主主義が蔓延してしまっていると考えられるからです。

政治や世界と自分が繋がっている、と言うよりも一つであり、外界の様々な事象は全て私達人間の精神の反映であることを自覚する必要があると思います。

魂の時代はそこから始まる。

菫香